人生に恋するように生きる。 -fall in love with life-

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35歳の誕生日を、私はさびれたショッピングセンターで迎えた。


35歳の誕生日。

私は縁もゆかりもない片田舎のショッピンセンターにて、メンタルどん底でその日を迎えた。

35歳。独身。彼氏なし。

このままじゃ、あかん。


 

年収500万、役職は課長代理。ベンチャー企業なので実力主義

年2回の長期休暇あり。そして日本中出張し飛び回る営業のお仕事。

営業は未経験、向いているとは思わなったけど、
「向き不向きやない!努力でカバーや!」って勉強めっちゃしました。
営業本、自己啓発本、専門書、200冊買って読み漁りました。
人前で話すことが得意ではなかったので、ボイレコで録音しひたすらトークを練習。

地域に出店している店舗を一人で任されていたので、
お客さんの開拓から、プレゼンから、商品説明から、店舗の掃除まで、何でも一人でやらせてもらった経験はとても貴重な資産だと思う。


 
働く仲間も面白くて、仕事を続けてこれたのも会社の仲間のおかげでしかない。
お金のために入社して、がっつり稼いだら辞めよ!思っていたはずが、後輩も増え、マネージメントもやらせてもらい、
なにより「自分の存在が認めておらえている」「必要とされている」感が居心地がよく、気づいたら7年。
一時期は会社に骨うずめよう!会社と結婚してもいい!とまで思っていました。
初めの3年くらいまでは。

 

ただ3年くらい経過したころから、少しづつほころびがでてきました。
なんか、ウソをつくのが辛くなってきてしまったんです。

 

正直好きではない商品を、世界中で一番好きってフリをしてお客さんに勧めるのも、
別段大好きではない仕事を、「こんなに素晴らしい仕事はない!」と言い切って新入社員に研修するのも、
だんだん疲れてきました。
会社は好きだったんですが、商材も仕事も頑張ったけど好きになれなくて。
その仕事は相当な心の熱量と努力と実労時間を要するものだったので、もっと楽に考えよう!もっとドライでいいよ!ってわけにはいきませんでした。

 
へとへとになって、ご飯はスーパーの惣菜かコンビニ弁当。
冷蔵庫には酒しか入っておらず、それもアルコール度数9%のストロング酎ハイかハイボールのみ!
毎晩ベロっベロになって、オヤスミ!!

休みの日は癒されたくて毎週マッサージ通い。
髪もネイルもマツエクも義務のようにちゃんとしてたけど。
 美味しいもの食べて、映画見て、カラオケ行って、漫画読んで、って休みの日は楽しいことしてるはずだよなあ?
なのになんで最近こんなに心が満たされないんだ???

鬱!?私鬱なのか!?(笑)←心配になって実際鬱にいいサプリメント飲んだりしてました(笑)

 

何やっても楽しくない。
あれ、私が本当は何がしたかったんだっけ?

 

どこかで、このままじゃいけないよーって分ってるんです。

でも思考停止状態で物事を大局的に考えることもできなくなってしまっていて、考えているのはいつも明日の営業トーク

 
そんな日々が続き、お酒と夜遊びで現実逃避をしてバランスをとってましたが(ダメな大人ですなあ)
ついに最後の1年は営業成績もさがり、どん底まで落ちました。
仕事が楽しめていないと、そうなりますよね…
役職者なのに赤字を出しました!


それでようやく目が覚めたんです。
こんな日々を続けるのは自分のためにも会社のためにもならない。
好きではない仕事を、自分の肩書や居場所を守るために続けるのはやめよう。

 

もう自分に嘘つきたくない。
会社の人にもお客さんにも嘘つきたくない。
 

35歳の誕生日を迎えたのは、仕事で立ち会った某市のさえないショッピングセンターでした。

行く当てのない高齢者が休憩スペースでぼーっと高校野球を眺めている。

ほんまさびれた、今の冴えない自分にぴったりの場所でした。

私は軽く涙目になりながら、

会社辞めよ。

って決めたんです。